奨学金を返しながら車のローンを組む|重なる期間で考える支払い

車内でチャイルドシートの子どもと笑う母親、運転する父親 状況別の車購入ガイド
車内でチャイルドシートの子どもと笑う母親、運転する父親
奨学金の返還と車の支払い、どちらも生活の一部です。

奨学金の返還が毎月続いている。そのうえで、車が要る事情ができた。この2つが同時に手元にある状態で、ローンの話を進めていいものか迷う方は少なくありません。

最初に断っておきます。相談したからといって契約になるわけではありません。話を進めた結果、条件が合わないという結論になることもあります。

この記事は、奨学金を返している最中に車を持とうとしている方に向けたものです。奨学金の返還と車の支払いが重なる期間という切り口から、何を見ておけばよいのかを整理します。

結論|奨学金の返還中に見るのは、二つの支払いが重なる期間

奨学金の返還が続いていることは、車のローンの相談をためらう理由になりません。ただ、先に見ておいたほうがよい点があります。

それが期間の重なりです。奨学金の返還は、学校を出たあとから長く続きます。車のローンの支払いも、選んだ回数のあいだ続きます。この2つには、必ず重なる区間ができます。

「いま払えるかどうか」だけを見ると、この区間が視界から外れます。重なっているあいだ、ずっと続けられるかのほうが、あとになって効いてきます。

契約できるかどうかや条件は個別の審査によって異なります。ここから先は、その重なる区間をどう見るかという話として読んでください。

奨学金の返還と車の支払いで重なる期間ができる理由

重なる区間が生まれるのは、二つの支払いの始まる時期も終わる時期もそろっていないからです。

奨学金の返還は、学校を出たあとに始まります。いつ終わるかは、借りた内容や返し方によって人それぞれです。共通しているのは、社会に出てからしばらくのあいだ続くという点です。

車のローンは、それとは関係なく始まります。車が要る事情ができた時期が、そのまま始まりの時期になります。通勤の経路が変わった、家族の送り迎えが増えた。きっかけは選べません。

結果として、返還の途中に車の支払いが割り込むことになります。この割り込んだ期間が、重なる区間です。奨学金を返しながら車を持つときの出発点は、ここにあります。

奨学金の返還と車の支払いが重なる区間を横向きの帯2本で示す図
重なっている区間が、いちばん出ていく額が大きい時期になります。

なお、返還が滞っている場合の記録の話は、この記事の範囲から外れます。延滞や借入がどこにどれだけ記録として残るのかは、別の記事で扱っています。

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重なっている期間の途中で動くもの

重なる区間は、その場で止まっていません。途中で状況のほうが動きます。ここを見込んであるかどうかで、後半の息のつきやすさが変わります。

大きく分けると、次の3つが動きます。

  • 収入と支出……勤務先が変わることも、家族が増えることもあります
  • 住まい……引っ越せば、家賃も駐車場にかかる費用も動きます
  • 車そのもの……買ったときの状態のまま止まらず、年式は古くなっていきます

三つめは見落とされがちです。車は年を重ねると、消耗品の交換が出てきます。支払いが続いているあいだに、車検の時期が来ることもあります。

こうした費用は毎月の支払いに含まれておらず、来たときにまとめて出ていきます。重なる区間が長いほど、この「まとめて出ていく回」を通過する機会が増えます。

車を持ち続けるあいだに何がかかるのかは、別の記事でまとめています。

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収入と支出・住まい・車そのものの3つが動くことを示す図
重なる区間の途中では、この3つが動くことがあります。

返還が難しくなったときにある制度と、免除との違い

奨学金の返還が難しくなったときのために、月々の返還額を少なくする制度(減額返還)と、返還を待ってもらう制度(返還期限猶予)が用意されています。どちらも、返還そのものを免除する制度ではありません。

減額返還について、日本学生支援機構は「毎月返還する割賦金を減額して、返還期間を延長するもの」であり「返還予定総額が減額されるわけではありません」と説明しています。

返還期限猶予についても「返還すべき元金や利子が免除されるものではありません」とされ、猶予を受けた分だけ返還の終わる時期が先へ送られると案内されています。

つまり、どちらも返還の終わる時期が後ろへ動く仕組みです。ここは、この記事の「重なる期間」の話とそのままつながります。返還の終わりが後ろへ動けば、車の支払いと重なる区間は、その分だけ長くなります。

そのうえで、はっきりさせておきたいことがあります。これらは、車の支払いのために使う制度ではありません。願い出の対象になるのは、奨学金の返還そのものが難しくなっている状況です。

対象になる方の条件や願い出の手続きは、制度ごとに定められています。

ここに書き写すと古くなるおそれがあるため、内容は日本学生支援機構の案内でご確認ください。

車の側で調整できる範囲

奨学金の返還は、車の契約では条件を変えられません。調整できるのは車の側だけです。

車の側で決められるのは、どの車にするか、いくらの車にするか、何回で支払うか。この選び方によって、重なる区間の長さと、そのあいだの毎月の重さが変わります。

支払回数を多くすれば、毎月は軽くなります。そのかわり車の支払いが終わる時期は後ろへ動き、重なる区間は長くなります。回数を少なくすれば、逆になります。

どちらが良いという決まりはありません。自分の生活に合うほうを選ぶ、という性質のものです。

希望車種や条件を調整することで選択肢が広がる場合があり、車両価格・頭金・支払回数はいずれもその調整の材料になります。

車選びの側にも、できることがあります。重なる区間が長くなるほど、その1台に乗り続ける時間も長くなります。

車屋としての実感で言うと、装備の多さで選ぶより、あとから出ていく費用が想像しやすい1台を選ぶほうが、長い区間には噛み合います。

北海道であれば、冬タイヤも毎年の話になります。買うときの支払いだけでなく、乗っているあいだにかかる費用まで含めて1台を決める、という順序です。

車の鍵を差し出すスタッフ
長く乗る前提で1台を選ぶと、途中で来る出費が見通しやすくなります。

返還が続いていることを前提に置く相談

相談のときに最初に置いておきたいのは、奨学金の返還が続いているという事実です。伏せておく理由はありません。

申告内容と実際の借入状況などに相違がある場合、適切な支払プランをご提案できないことがあります。現在の状況を正確に伝えることが、相談を進めるうえで重要です。

ジャパン合同会社では、現在の収入や支払可能額を確認したうえでご提案します。奨学金の返還がいつごろまで続く見込みかまで含めてお聞かせいただけると、重なる区間を前提にした話ができます。

あわせてお伝えしておきます。当店は車をお売りするところまでの販売で、納車後の整備や車検はお受けしていません。乗り続けるあいだに来る費用は、ご自身で見込んでおいていただくことになります。

奨学金の返還は、社会に出て間もない時期と重なることの多い話です。働き始めたばかりの段階での支払いの考え方は、別の記事で整理しています。

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よくある質問

奨学金を返しながら、車のローンを組むことはできますか?

返還が続いていること自体が、相談をためらう理由になるわけではありません。

見ておきたいのは、奨学金の返還と車の支払いが重なる区間の長さと、そのあいだずっと支払いを続けられるかどうかです。契約可否や条件は個別の審査によって異なります。

奨学金の返還と車の支払いは、いつまで重なりますか?

どちらか早く終わるほうまでです。奨学金の返還が終わる時期は借りた内容によって人それぞれのため、まずご自身の返還の予定を確認しておくと、重なる区間の見当がつきます。

減額返還や返還期限猶予を使うと、返す額そのものは減りますか?

減りません。減額返還は毎月の割賦金を減額して返還期間を延長する仕組みで、返還予定総額が減額されるわけではないと説明されています。返還期限猶予も、返還すべき元金や利子が免除されるものではありません。

奨学金を返し終えてから車を買ったほうがよいですか?

どちらが正しいという答えはありません。車が要る事情は選べないことが多く、返還が終わるのを待つあいだの移動手段をどうするかという問題も残ります。

待つ場合と、重なる区間をつくって先に持つ場合とで、何がどう変わるかを並べて考えることになります。

まとめ|重なる期間から見た車の持ち方

この記事の要点は、次のとおりです。

  • 奨学金の返還と車の支払いには、必ず重なる区間ができる。見るのは「いま払えるか」ではなく「重なっているあいだ続けられるか」
  • 重なる区間の途中で、収入も住まいも車の状態も動く。毎月の支払いに含まれない費用が、別のタイミングで来る
  • 減額返還と返還期限猶予は、返還を免除する制度ではない。返還の終わりが後ろへ動く分、重なる区間は長くなる

奨学金の返還は、車の契約では条件を変えられません。調整できるのは、どの車をいくらで、何回で支払うかという車の側だけです。ここを決めるときに重なる区間の長さまで一緒に見ておくと、後半で息が詰まりにくくなります。

過去の信用情報に不安がある方からの相談にも対応しています。返還が続いている途中の段階からご相談いただけますので、いまの返還の見込みと、車に回せる月々の目安をお聞かせください。

まずは現在の状況をご相談ください

契約できるか分からない段階からご相談いただけます。現在の収入や、希望する月々の支払額・車種をお聞かせいただければ、無理のない支払プランを一緒に検討します。他社でローンを利用できなかった方、過去の信用情報に不安がある方からのご相談にも対応しています。

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返信の目安:営業時間内(9:00〜19:00)は30分〜数時間、夜間・日曜日は翌営業日

お電話でのご相談:011-768-7557/受付時間:9:00〜19:00(日曜定休)

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