中古アルファードの選び方|世代・装備・支払総額の順で見る

中古アルファードの選び方 アイキャッチ 中古車の選び方・購入ガイド

アルファードを中古で探し始めると、同じ車名なのに年式によって形も装備もまるで違うことに気づきます。世代がいくつもあり、どこを境に何が変わるのかが分かりにくい車です。

この記事は、中古のアルファードを検討していて、自分の条件だとどの世代が現実的なのかを知りたい方に向けたものです。世代の区切り、世代によって変わるもの、そして希望と予算が合わないときに動かせる条件を、順に整理します。

価格そのものは扱いません。中古車の価格は一台ごとの状態や時期によって変わるため、金額を並べても候補は絞り込めないからです。かわりに、何から決めていくかをお伝えします。

中古アルファード選びの出発点|世代の違いと、動かせる3つの条件

結論から言うと、まず押さえるのは世代です。世代が分かると、選べる装備の範囲と、年式に応じて確認しておく場所がまとめて分かります。車名だけで探すより、候補がずっと絞りやすくなります。実際に探すときに何から決めるかは、後半の「車両価格ではなく支払総額」の節で扱います。

では、希望と予算が合わないときは何を動かせるのか。大きく次の3つです。

  • 世代を一つ前にずらす/装備は変わりますが、候補の数は増えます
  • 年式と状態の許容範囲を広げる/そのぶん、確認しておく場所が増えます
  • 車両価格ではなく支払総額で置き直す/同じ予算であっても、中身の配分が変わります

3つとも動かさずに探すと、候補がほとんど残らないことがあります。どれを動かして、どれを譲らないのか。ここを先に決めておくと、探す時間が短くなります。

以下では、この3つを順に開いていきます。まずは世代の整理からです。

世代の整理|発売年月で見る4つの世代

アルファードは2002年に登場し、これまでに3回の世代交代がありました。中古車として流通しているのは、次の4つの世代です。

世代発売年月中古車市場での通称
初代2002年5月10系
2代目2008年5月20系
3代目2015年1月30系
4代目2023年6月40系
発売年月はトヨタ自動車の公表資料にもとづく

「10系」「20系」といった呼び方は、車検証に記載される型式に含まれる数字に由来する中古車市場の慣用です。トヨタが公式に用いている名称ではありません。販売店ごとに表記の幅があるため、迷ったときは通称ではなく年式で確かめるほうが確実です。

もう一つ、2008年5月の2代目から姉妹車のヴェルファイアが加わりました。中古車情報で両方が並ぶのはこのためで、同じ年式であっても見た目の印象が変わります。

アルファードの世代と発売年月
「10系」などの呼び方は中古車市場の慣用で、トヨタの公式呼称ではありません

世代ごとに変わるもの|選べるパワートレインと予防安全装備

世代で大きく変わるのは、選べるパワートレインと予防安全装備の2つです。どちらも年式で線が引かれるため、世代を決めた時点でおおよその範囲が決まります。

ハイブリッドは、2代目では2011年11月のマイナーチェンジに合わせて追加されました。初代にも2003年7月発売の「アルファードハイブリッド」という別モデルが設定されており、中古車情報で見かけることがあります。

予防安全装備にも、はっきりした区切りがあります。3代目は2017年12月25日に発表されたマイナーチェンジを受けており、2018年1月8日発売のモデルからは、第2世代の「Toyota Safety Sense」が全車に標準装備されました。

つまり同じ3代目であっても、この前後で内容が変わります。予防安全装備を重視するなら、世代だけでなく発売時期まで見ておく必要があります。

なお、装備の設定は世代とグレードの組み合わせで細かく分かれます。カタログ上の世代の話と、目の前の一台に付いている装備は別物です。最後は検討している車両の装備一覧で確かめるのが確実です。

世代の中で分かれるもの|前期・後期とグレードの違い

同じ世代の中であっても、条件は一様ではありません。分かれ目は代表的に2つ、マイナーチェンジの前後と、グレードです。

2代目には2011年11月、3代目には2017年12月に発表されたマイナーチェンジがあります。中古車情報では、この前後を前期・後期と呼び分けることがあります。これも市場の慣用で、トヨタの資料ではマイナーチェンジと表記されています。

探すときに効いてくるのは、同じ「30系」であっても前期と後期で装備の内容が変わるという点です。世代の通称だけで候補を並べると、この差が見えません。

グレードによる差も大きい車です。同じ世代・同じ年式で並んでいても、座席まわりや快適装備の内容が違います。世代だけで絞らず、装備の一覧で一台ずつ見比べるほうが確実です。あとから装備の違いに気づく、という回り道を減らせます。

気になる装備を先に2つか3つ決めておくと、比べる作業がぐっと楽になります。全部を満たす一台を探すより、優先順位を付けるほうが現実的です。

年式が古い個体で確認したい場所|下回り・ゴム部品・記録簿

世代を一つ前にずらすと、候補は増えます。そのかわり、見ておく場所が増えます。年数とともに進む劣化に目を向けるのが、年式の古い個体を見るときの基本です。

  • 下回り/サビが出ているかどうかと、出ている場所
  • ゴム部品/ホースやブッシュなど、年数とともに硬くなっていく部品
  • 記録簿/どこを、いつ手入れしてきたかの記録

とくに下回りは、掲載写真だけでは分かりにくい場所です。雪の多い地域を走ってきた車は、路面にまかれた融雪剤の影響を受けていることがあります。

サビの見る場所と修復歴の判断は、別の記事で詳しく整理しています。

中古車のサビの見分け方|下回りで見る場所と修復歴の判断
中古車のサビは、走行距離や年式には表れません。融雪剤と腐食について国土交通省が説明していること、下回りで見る場所と自分で確かめる方法、修復歴という表示の使い方を、北海道で中古車を扱う立場から整理しました。
年式が古い個体で確認したい場所:下回り・ゴム部品・記録簿
年式が古い個体ほど、確認しておく場所が増えます

記録簿は、残っていれば手入れの流れが分かります。残っていない場合は、記録の代わりに現車の状態から確かめることになります。記録があるかどうかで、確認できる範囲そのものが変わります。

大きい車を持つということ|駐車場・取り回し・税の区分

車体の大きい車は、買ったあとの置き場所と、毎年かかるお金の区分が変わります。ここは車を決める前に確認しておく点です。

アルファードは車高のある車です。高さ制限のある機械式駐車場や立体駐車場では、契約前に入庫できるかを確認しておく必要があります。月極を借りる場合も、幅と全長に余裕があるかを先に見ておくと安心です。

取り回しの感覚も変わります。狭い道でのすれ違いや、車庫入れのときの車幅の感覚は、いま乗っている車と同じにはなりません。可能であれば、契約の前に実際の車体を見ておくと判断しやすくなります。

もう一つ見落とされやすいのが、税の区分です。自動車税は排気量、自動車重量税は車両重量で区分が決まります。どの区分に入るかは車検証に書かれているため、候補が絞れた段階で確認できます。

税額そのものや、年式によって扱いが変わる仕組みは、維持費の記事にまとめています。

車の維持費を総額で考える|税金・車検・自賠責の早見表と13年超の重課
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車両価格ではなく支払総額|同じ予算での比べ方

予算を考えるときは、車両価格ではなく支払総額で置きます。車両価格だけで比べると、諸費用の分だけ後からずれてしまうためです。

ここまでは世代の順に説明してきましたが、実際に探すときは、次の順で決めていくと整理しやすくなります。

  • 支払総額の上限を先に決める
  • その範囲に入る世代と年式を並べる
  • 装備と状態の、どちらを優先するかを決める

順番が逆になると、気に入った一台が先に決まってしまい、あとから予算のほうを動かすことになります。上限を先に置くほうが、判断がぶれません。

支払総額に何が含まれるかは、諸費用の記事で整理しています。

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希望の世代・条件が在庫にないときの探し方

希望の世代やグレードが、いま出回っているとは限りません。その場合は、条件を整理してから探すほうが話が早く進みます。

やることは単純で、先に決めておくものと、幅を持たせられるものを分けるだけです。

扱い条件
先に決めておく世代/グレード/支払総額の上限
幅を持たせられる色 など

世代とグレードが決まっていないと、候補そのものが絞れません。一方で色のような条件は、幅を持たせておくほど候補が広がります。希望車種や条件を調整することで選択肢が広がる場合があります。

販売スペースに並ぶミニバン
条件を整理してから探すと、話が早く進みます

ジャパン合同会社では、ご希望の年式や条件と、お支払いの見通しを合わせて検討したいという場合もご相談いただけます。契約可否や条件は個別の審査によって異なります。

よくある質問

アルファードの20系・30系・40系は、いつのモデルですか?

中古車市場では、2008年5月発売の2代目を20系、2015年1月発売の3代目を30系、2023年6月発売の4代目を40系と呼ぶのが一般的です。2002年5月発売の初代を10系と呼ぶこともあります。

いずれも型式に由来する慣用の呼び方で、トヨタが公式に用いている名称ではありません。

中古のアルファードは、世代が新しいほど良いのでしょうか?

一概には言えません。世代が新しいほど装備は新しくなりますが、同じ予算のなかでは年式・走行距離・状態のどれかを調整することになります。装備を優先するのか、状態を優先するのかで、選ぶ世代は変わります。

希望の世代やグレードのアルファードが在庫にない場合はどうすればいいですか?

先に決めておくもの(世代・グレード・支払総額の上限)と、幅を持たせられるもの(色など)を分けておくと、探す側も動きやすくなります。

希望の年式や条件と、お支払いの見通しを合わせて検討したいという場合もご相談いただけます。契約可否や条件は個別の審査によって異なります。

まとめ|世代の違いと、実際に探すときの決め方

中古のアルファードは、世代の違いを押さえたうえで、実際に探すときは支払総額の上限を先に置き、その範囲で世代・年式・装備・状態を見ていくと絞りやすくなります。

  • 車両価格ではなく、支払総額の上限を先に置く
  • その範囲に入る世代を並べる(2002年5月/2008年5月/2015年1月/2023年6月の4つ)
  • 同じ世代の中で、マイナーチェンジの前後とグレードを見る
  • 年式が古い個体なら、下回り・ゴム部品・記録簿を確認する

希望と予算が合わないときに動かせるのは、世代・年式と状態の許容範囲・支払総額の置き方の3つでした。この3つのうちどれを譲るかを決めることが、現実的な一台にたどり着く近道です。

ジャパン合同会社では、この3つのうちどれを動かすか迷う段階からご相談いただけます。契約可否や条件は個別の審査によって異なります。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものです。掲載している発売年月はトヨタ自動車の公表資料にもとづくもので、個別の車両の仕様や装備は一台ごとに異なります。

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