車の屋根の雪、落とさず走ると違反?県による、ブレーキで前の窓に落ちる

屋根とボンネットに雪が積もった赤い車の写真に、記事タイトルの文字を重ねたアイキャッチ画像 お役立ちコラム

屋根に雪を載せたまま走ると、ブレーキをかけたときに雪がフロントガラスに落ちて、前が見えなくなります。走っている途中で塊になって落ちれば、後ろの車にも危険です。

積んでいる物を落とさないようにする義務は、全国共通です。ただ、法律に「雪」とは書かれていません。長野県は県の決まりで、雪が飛んだり落ちたりして危ない状態での運転を禁じています。北海道を含むほかの県では、違反とは言い切れません。

違反かどうかに関わらず、落とさずに走るのは危険です。出る前に、屋根・ボンネット・窓・ライト・ナンバーの順に落とします。

北海道で初めて冬を迎える方や、朝に時間が無くて「屋根くらいいいか」と迷う方に向けた記事です。この記事では、次のことを整理します。

  • 屋根の雪で、何が起きるか
  • 屋根の雪を落とさずに走ると、違反になるのか
  • 出る前に、どこまで落とすか
  • 落とすときの道具と手順
  • 走り出してから屋根の雪に気づいたとき

屋根の雪で、何が起きるか

ブレーキを踏むと、屋根の雪が前へずれて、フロントガラスに落ちます。視界が悪くなります。

屋根とボンネットに雪が積もった赤い車が、路上に停まっている写真。屋根の雪は、ブレーキのときにフロントガラスへ落ちます。

走っている途中で雪が塊になって落ちると、後ろの車に飛びます。後ろの車のフロントガラスに当たれば、相手が前を見失います。

走り出してから前が見えなくなるのは、止まる場所を選べない状況で起きます。雪を落としてから出れば、避けられます。

屋根の雪を落とさずに走ると、違反になるのか

法律には、積んでいる物が落ちたり飛んだりしないように、必要な措置をとる決まりがあります。ただ、この条文に「雪」とは書かれていません。屋根の雪がこれに当たると書いた公式の資料も、見つかりませんでした。

長野県は、県の決まりで、車の雪が飛んだり落ちたりして危ない状態での運転を禁じています。違反すると、普通車で反則金6,000円です。同じ決まりは、北海道にはありません。新潟・青森・秋田・石川の決まりにもありませんでした。

つまり、長野県以外では、屋根の雪を載せて走っても違反とは言い切れません。それでも、落ちた雪で事故になれば、困るのは自分と後ろの車です。違反かどうかより、危ないから落とす、と考えてください。

出る前に、どこまで落とすか

本来の形は、全部落としてから出ることです。落とす順番を先に決めておくと、時間が無い朝でも迷いません。

出る前に雪を落とす順番の図です。1屋根・2ボンネット・3窓・4ライト・5ナンバーの順に雪を落とします。落としたら、前が見えるかを確かめてから出ます。

時間が無い朝の最低限

最低限は、屋根の前の方の雪を払うことです。目安は、走行中にフロントガラスへ落ちて視界を遮らない程度です。窓の雪と霜も払い、前が見えることを確かめてから発進します。

ただし、屋根の奥の雪は、後ろへ落ちます。後ろの車への危険は、前の窓とは別の話です。落とす範囲を選ぶなら、屋根全体を先にします。

本来の全部

  1. 屋根の雪を、手前から奥へ払う
  2. ボンネットに雪が積もっていれば、落とす
  3. 窓(前・横・後ろ)の雪と霜を払う
  4. ヘッドライトとテールランプの雪を落とす
  5. ナンバーの雪を落として、読める状態にする

ナンバープレートは、読める状態で走る決まりです。雪で隠れたままにしません。

冬の朝に、走り出す前に見る場所は、次の記事にまとめています。

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落とすときの道具と手順

道具は、スノーブラシです。選び方は、次の記事にまとめています。

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屋根の高い車(ミニバン・SUV・ハイエースなど)は、柄の短いブラシだと、屋根の奥まで届きません。柄の長いものを選びます。目安は、車の屋根の真ん中あたりまで届く長さです。

屋根の雪は、車の外へ押し出すように払います。力を入れてこすらず、ブラシの面で押します。

凍った雪や氷は、無理にこすりません。ガラスの凍結は、お湯を使わずに片づける方法を、次の記事にまとめています。

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走り出してから屋根の雪に気づいたとき

走り出してから屋根の雪に気づいたら、道路から離れた安全な場所に止まって、落とします。走りながら、雪が落ちるのを待ちません。

雪が落ちるのは、ブレーキのときだけではありません。走っている途中で塊になって落ちた雪は、後ろの車に危険です。気づいた時点で、止まれる場所を探します。

よくある質問

ドアの上の雪も、落とす必要がありますか?

落とします。ドアの上の屋根の雪を払っておかないと、ドアを開けたときに車内へ雪が入り込みます。屋根を払うときに、ドアの上も先に払います。

タイヤの周りの雪も、落としますか?

落とします。前輪のまわりの雪は、ハンドルを切ったときにタイヤと干渉しない程度まで払います。タイヤと車体のすき間(タイヤハウス)にたまった雪は、氷の塊になって、ハンドル操作を妨げます。事故の原因にもなります。

ヘッドライトやワイパーについた雪は、どこで落としますか?

道路から離れた安全な場所で落とします。ヘッドライトやテールランプに雪がつくと、相手から見えにくくなります。ワイパーに雪がつくと、拭きが悪くなります。

まとめ

  • 屋根の雪は、ブレーキで前の窓に落ち、走行中は塊で後ろの車に飛ぶ
  • 長野県以外では、違反とは言い切れない。それでも、危ないから落とす
  • 落とす順番は、屋根・ボンネット・窓・ライト・ナンバー。屋根の高い車は柄の長いスノーブラシで。走り出してから気づいたら、安全な場所に止まって落とす

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