北海道で冬に車に乗るなら、最初に積んでおきたいのは雪落としの道具(スノーブラシとスクレーパー)とスコップです。次に防寒具を揃えれば、ひとまず困りません。最初に揃える3つは、合計で3千円〜5千円ほどです。
北海道で初めて冬を迎える人や、引っ越してきたばかりで何を揃えればいいか分からない人も多いはずです。
この記事では、車に積んでおくものを、揃える順番で整理します。
- 最初に揃えるもの(雪落としとスコップ)
- 次に揃えるもの(防寒具)
- 遠出するときに要るもの(チェーン)
- 車に積まず家に置くもの(解氷剤)
最初に揃えるもの:雪落としとスコップ
スノーブラシは、車の屋根の真ん中あたりまで届く長さのものを選びます。短いと、屋根の奥の雪が払いきれません。先端にスクレーパー(ガラスの霜や氷を削り落とすヘラ)が付いたタイプなら、2つ買わずに1本で済みます。
スコップは、車に積んでおける大きさと形で選びます。柄が短いものや、折りたためるものなら、トランクのすき間に収まります。駐車場に積もった雪をどけたり、スリップして動けなくなったときの除雪に使います。
通常のウォッシャー液は凍ることがあるので、寒冷地用のものに入れ替えておくといいでしょう。容器に「寒冷地用」などと書かれたものを選びます。
窓ガラスの霜や氷の落とし方、解氷剤の使い方は、窓の凍結の記事で詳しく整理しています。

この3つは、ホームセンターやカー用品店で揃います。
| 品物 | 値段の目安 |
|---|---|
| スノーブラシ(スクレーパー一体型) | 1,000円〜1,600円程度 |
| 車に積めるスコップ | 1,200円〜2,500円程度 |
| 寒冷地用ウォッシャー液(2L) | 400円〜600円程度 |
| 合計 | 2,600円〜4,700円程度 |
2026年10月時点の価格です。値段は店・時期で変わります。
置き場所は、トランクなど空いている所でかまいません。
次に揃えるもの:防寒具
冬の道では、吹雪や事故による通行止め、スリップなどで、車が動けなくなることがあります。そうなると、助けが来るまで車の中で待つことになります。防寒具は、そのときのために積んでおくものです。
最低限、毛布を1枚積んでおきます。毛布が1枚あるだけで、待っている間の寒さがだいぶ違います。毛布は1,000円〜2,000円程度のもので十分です。家にある毛布を積むのでもかまいません。
そのほかに、手袋、長靴、使い捨てカイロもあると安心です。外に出て雪をどけるときに役立ちます。
エンジンをかけたまま待つときは、マフラー(車の後ろにある排気ガスの出口)の周りに雪が積もっていないかを確かめます。雪でふさがると、排気ガスが車内に入り、一酸化炭素中毒になる危険があります。
あれば安心なもの

次の7つは、あれば安心な道具です。
- ブースターケーブル
- けん引ロープ
- 脱出用の布か板
- スペアタイヤ
- ジャッキ
- 懐中電灯
- 軍手
ブースターケーブルは、バッテリーが上がった車を、別の車とつないで動かすための線です。
けん引ロープは、雪にはまって動けない車を、ほかの車に引っぱってもらうための綱です。
脱出用の布や板は、タイヤが雪にはまって空回りするときに使います。タイヤと雪の間にかませると、抜け出しやすくなります。
スペアタイヤは、パンクしたときの備えです。北海道の冬は、アスファルトがでこぼこになり、穴のようになる所もあります。その段差に引っかかって、パンクすることがあります。
ジャッキは、スペアタイヤに交換するときに、車を持ち上げる道具です。車によっては、スペアタイヤの代わりにパンク修理キットが積まれていて、スペアタイヤもジャッキも付いていないことがあります。買う前に、自分の車に何が付いているか確かめます。
懐中電灯は、暗い中で外の作業をするときに使います。
軍手は、チェーンの着脱など、外での作業のときに手を守ります。
バッテリーが弱ってきたときのサインや、バッテリーが上がった場合に取れる手段は、別の記事でまとめています。

遠出するなら:チェーン
冬用タイヤを履いて街中だけを走るなら、チェーンは今は買わなくていいです。出番はほとんどありません。
峠を越える遠出の予定ができたら、そのときに用意します。たとえば、札幌から中山峠(国道230号)を越えて、ニセコや洞爺湖の方面へ向かうような道です。
車に積まず、家に置くもの:解氷剤
解氷剤は、車に積む物ではありません。鍵穴やガラスに吹きつけて氷を解かすスプレーで、家に置いておきます。ドアが凍って開かない朝は、車内の物を取り出せないからです。

これから車を選ぶ方へ
これから車を買う人は、冬用タイヤが付いてくるかどうかも、あわせて確かめておきたいところです。
中古車の冬用タイヤの扱いは、別の記事で整理しています。

よくある質問
北海道の冬、車にチェーンは必要?
普段は要りません。冬用タイヤがあれば足ります。峠を越える遠出の予定ができたときに用意すれば十分です。
スノーブラシはどんなものを選ぶ?
車の屋根の真ん中あたりまで届く長さのものを選びます。先端にスクレーパーが付いたタイプなら、1本で済みます。
解氷剤は車に積んでおく?
家に置きます。ドアが凍って開かない朝は、車内のものを取り出せないからです。
まとめ
北海道の冬に積んでおきたいのは、まず雪落としとスコップ、次に防寒具です。遠出の予定ができたらチェーンを用意し、解氷剤は車ではなく家に置いておきます。揃える順番でまとめると、次のとおりです。
| 揃える順番 | 品物 |
|---|---|
| 最初に | スノーブラシ(スクレーパー一体型なら1本)、スコップ、寒冷地用ウォッシャー液 |
| 次に | 毛布(最低限これを1枚)、手袋、長靴、使い捨てカイロ |
| あれば安心 | ブースターケーブル、けん引ロープ、脱出用の布か板、スペアタイヤとジャッキ(車に付いていなければ)、懐中電灯、軍手 |
| 遠出するなら | タイヤチェーン |
| 家に置く | 解氷剤 |

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※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものです。用意する道具の要否は、走る場所や使う頻度によって変わります。


